【NY・上海で必見!】≪SLEEP NO MORE≫の魅力

オフ・ブロードウェイ
この記事は約13分で読めます。

今回は、私の大好きな≪SLEEP NO MORE≫をご紹介します。スリープノーモア!!

これは観て楽しむだけでなく、実際に自分で建物の中を動き回り、いろんなお部屋で同時進行で演技をする俳優を観て回るという体験型のシアターです。

 

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初めに

ボストンでの初演に引き続き、NYでは2011年に始まったこの作品、何度もクローズの噂がありましたが、人気ゆえまだ継続して上演されています。

NYに行くなら体験しないと損です!

今のところ、これを勧めて観に行ってくれた友人たちの満足度はなんと100%!

以前ブロードウェイの俳優と少しだけお話しする機会があったのですが、彼も≪SLEEP NO MORE≫が好きでたまらないと言っていました。

現在は上海でも≪不眠之夜≫というタイトルで上演されています。そのままな演目名ですね。

今回の記事はNY公演に則って書きましたが、上海でもルール等はあまり変わりません。ぜひ参考にしてみてください。

 

なお、本作では「初見の際はネタバレは一切見ないほうが良い」というご意見もあるため、ネタバレ箇所になったら随時注を挟みます。

どのみち核心部分には触れていませんのでご安心を。

 

どんな人におすすめ?

・歩行、階段の上り下りに問題のない方

・極度の暗所恐怖症でない方

・謎解きが好きな方

以上に問題がないようでしたら、語学力は基本的に不問です。

 

逆に、足腰に不安のある方、小さなお子さん、妊婦さんは参加できません。

お化け屋敷と勘違いする人も多いのですが、そんなものでは全くないので怖くはないです。

ただし、いわゆる三密空間 (密集・緊密・密閉) は発生します。

年齢制限

13歳以下は入場不可、14~17歳は18歳以上が同伴する必要があります。

なお、入口で入場列に並んでいる間、身分証明書での年齢確認があります。全員提示が必須です。

これは予約者名の確認ではなく、開場時にバーでアルコールを販売しているため、お酒を提供できる年齢 (NYでは21歳以上) かどうかを予めチェックしているのです。

21歳以上だと手背にロゴスタンプを押され、21歳未満だとペンで大きく×を書かれます(笑)

ただそんなに神経質に確認されるわけではなく、私の前に並んでいたおばちゃんは「身分証忘れたけど未成年には見えないでしょ?」で無事にスタンプを押してもらっていました。

チェックしているスタッフさん、いつも強面のおじさんですが、実際はあんまり怖くないです。

 

上演場所

NYのチェルシーで上演されています。

ブロードウェイとは少し外れる位置にあるので、ブロードウェイ作品ではなくオフ・ブロードウェイ作品として紹介されます。

なんとここ、実際にThe Mckittrick Hotelという名称のラグジュアリー・ホテルとして建設されたものの、第二次世界大戦の影響で開業すらできなかったホテルの跡地なんです。

そのため、≪SLEEP NO MORE≫の舞台設定自体もホテルです。

ちなみに上海はホテルではなく、富豪のお屋敷という設定です。

最寄駅は地下鉄の23st stationですが、駅からも10分くらいかかるので、私はタイムズスクエアから歩いていくことが多いです。

タイムズスクエアからは歩いて約30分です。

歩くこと自体は意外と平気ですが、夜は本当に暗いのでご注意を。私は偶然前を歩いていた警察官の後ろにぴったりくっついて帰りました。

 

また、上海は南京西路のショッピング街にありますが、ちょっと住所がわかりづらいので、公式サイトの案内を頼りにすることをお勧めします。

ちなみに、お隣は世界観そのままのホテルですので、このホテルに宿泊すると心から楽しむことができます。

【宿泊記】上海で最高だったホテル The Drama。Sleep No Moreにもおすすめ!
先日、≪Sleep No More≫の記事を書いたので、派生してとあるホテルの宿泊記をお送りします。宿泊したのは2017年11月。当然ブログを書こうなんて思っていませんでしたので、写真はそんなに多くはないのですが…。でもとっても素敵な...

一応地図も載せておきます。

The McKinnon Hotel

 

服装

これはもう動きやすい服装がベストです。

女の子でもズボンとスニーカーを勧めます。ハイヒールは後悔します…。普段はスカート派の私も絶対パンツスタイルで行きます。

荷物は全てクロークかコインロッカーに預けますので、貴重品用にポケットがあると便利です。ただ本当に動き回るので、最低限の貴重品以外はホテルの金庫に預けておくほうがベターです。

きっと途中で暑くなるので、上着も脱ぎ着できて腰にまけるようなものが良いです。

あ、あと汚れても構わない服が良いです。幸い私は何も起きたことはありませんが、知人はとあるシーンでスニーカーが汚れたそうです。

 

チケット予約方法

必ず事前にインターネットの公式サイトで予約しましょう!

The McKittrick Hotel, est. 1939
Emursive presents Punchdrunk's SLEEP NO MORE in New York City. Shakespeare's fallen hero. A film noir shadow of suspense. Now booking through 5 January 2020.

人気公演ですのでたいてい完売しており、当日券はありません。

当日購入できたという話も聞いたことがありますが、わざわざそんなリスクは負う必要はないです。正規料金で楽しみましょう。

平日のほうが安いですが、手数料も含めたら$100は超えます。

 

チケットの種類は、入場券のみ、入場券+ドリンク、入場券+食事といくつかあります。

上海ではこのほか、ファストパスが存在します。ファストパスはバーでのワンドリンク付きで入口で優先レーンから入場できます。

 

 

購入の際一番混乱するのが、入場時間を選べることです。

同じ公演でしたら何時に入場しようが値段は変わりません

最大3時間、最低1時間の参加です。

こう聞くと「それなら一番長い時間いられるほうがお得じゃん!」と思うかもしれませんが、一番早い時間に入場すると3時間休憩なしで歩きっぱなしということが起きてしまいます。

体力に自信がありめいいっぱい楽しみたい方は早い時間を、体力に不安のある方は遅めの時間を予約しましょう。

…が、実は予約時間はあまり関係ありません。
入口で厳密な時間チェックをしていないので、予約時間をきっかり守る必要はないです。
当日のノリで早めに行っても大丈夫です。早めに到着して、バーでゆっくりしてから参戦も楽しそうです。

 

なお、入場は「ホテルにチェックインする」という設定のため、紙チケットは存在せず、当日は名前を確認されるだけです。

不安であれば購入完了メールをコピーして持参しましょう。

 

ちなみに上海公演のチケット購入をしたい場合はメールマガジンを登録しておくと良いです。

突然「明日の〇時から、〇月~〇月のチケット売り出すよ!」という連絡が来ます。しかも割と直前。

 

予習するなら

※人によってはこれをネタバレと判断します。注意。※

≪SLEEP NO MORE≫において予習が必要か否か。

できることなら「一度は何も知らずに体験し、そのあと以下の作品に触れてもう一度行ってみてほしい」と言いたいところですが、なかなかそこまでできないですよね。

初めてで内容の理解を深めたいようでしたら、以下の2作品をチェックしておいてください。

一つ目は、シェイクスピアの「マクベス」

これは本でも映像でもどっちでも構いません。

sleep no moreという台詞がたくさん出てきます。

二つ目は、ヒッチコック監督の『レベッカ』

これはデュ・モーリアの小説やミュージカルもありますが、映画版が一番≪SLEEP NO MORE≫の雰囲気には合っています。あえて言うなら、小説も少なくとも冒頭数ページは読んでおいてほしいですが…。

 

この二作の内容を理解していれば、≪SLEEP NO MORE≫のストーリーもよく分かるはずです。

 

内容

※人によってはこれをネタバレと判断します。注意。※

前述の通り、これは観て楽しむだけでなく、実際に自分で建物の中を動き回り、いろんなお部屋で同時進行で演技をする俳優を観て回るという体験型のシアターです。

客は配布される白いマスクの着用が義務付けられます。マスクをつけたら私語厳禁。

スタッフは黒いマスク、俳優はマスクなしなので分かりやすいです。

途中で気分が悪くなるなど、何かあったら黒いマスクの方に声をかけましょう。

 

ちなみに、劇団☆新感線の2019年のエイプリルフールネタが≪SLEEP NO MORE≫を元にしています。

説明が分かりやすいのでぜひ一読を。

 

youtube動画はこちら。

Sleep No More immersive theatrical experience in New York

 

一番わかりやすい楽しみ方は、最初に出会った俳優、もしくは途中で見かけた俳優を追い続けることです。

そのキャラクターの物語を体感できます。

 

※以下ネタバレです。注意。あえて目次に入らないように数字を入れています。※

 

①年齢確認⇒②クローク⇒③予約確認⇒④チェック⇒⑤バー⇒⑥呼び出し⇒⑦マスク配布⇒⑧説明⇒⑨本編へ!

 

前述の通り、入口で①年齢確認を行ったあと、黒い大きな扉から建物の中に入ります。

入ってすぐ、動線右手にクロークがあり、荷物は全てここに預けます。なお荷物の個数にかかわらずひとり$4かかり、返却時にも返金されません。現金のみの対応ですので、ぴったり用意しておきましょう。

上海ではコインロッカーが用意されています。

スマホは持ち込み可ですが、上演中の使用は厳禁とのこと。

上海では、スマホ用のミニポシェットのようなものが配布され、後述のマスク配布のタイミングでポシェットのふたにロックをかけられます。

なお、このあとにあるバーでアルコールの購入もできますので、ポケットに入るサイズの現金やクレジットカードを持っておくことを勧めます。バーには無料のお水もあります。

私はこのクローク代の節約と混雑回避を理由に、お隣のマリオット系列のホテルに泊まって荷物を全部部屋に置いていったことがあります。

http://www.hotel-americano.com/

 

ここでやっと予約確認です。ホテル設定なのでチェックインですね。

クロークの先を進むと、受付のようなところでPCを操作するスタッフさんがいます。

ここでファミリーネームを告げ、予約済みであることを確認してもらいましょう。私は聞き取りづらい名前なのか、スペリングを聞かれることが多いです。

たまーに「ここに来たのは何回目?」と聞かれることもあります。ここのスタッフさんが一番愛想が良い印象です。

確認が取れるとトランプを人数分渡されます。これがホテルの”ルームキー”だそうです。同行者がいても全員別室(笑)

時と場合によってトランプのデザインが変わります。

 

そのまま右手に進むと、ルームキーチェックのスタッフさんがいます。

といってもトランプにパンチで穴を開けるだけです。

その方の指示通りに階段をのぼります。その先にバーがあります。

ちなみに、私はこのバーまでの動線が一番怖いです…。なんであんな暗くてあんな音楽流れてるの…。

 

怖がりつつバー到着。

バーの名前はマンダレイ。『レベッカ』を知っている人からしたら最高ですね。

ここではアルコールを販売しています。もちろん購入する必要はないですが、待ち時間が長いこともあるので結構皆さんたくさん飲んでいます。

NYではノンアルドリンクの販売はないようで、カウンターの端にフリーのお水があります。

お化粧室もこのフロアのバーに向かって右奥にあります。

なお、公演中にこの場所に戻ってくることもできますので、疲れたときは黒いマスクのスタッフさんにここへ案内してもらいましょう。

 

こちらは上海のバーの写真です。

上海ではノンアルも販売しており、ファストパスを持っていると一杯無料でいただくことができます。

 

しばらくバーでのんびりしていると呼び出しがあります。

「ルームキーの番号が〇~〇番の方」「マークがハートの方」といった数字か柄での呼び出し方法なので、先ほどのルームキーを確認しましょう。

該当している人だけ集合です。

つまり、グループで来ていたとしても、カードの数字や柄が違うとここでお別れしないといけないのです。

この先はひとりで頑張りましょう。

といってもこれも厳密なチェックはないので、該当してないけど紛れ込む…なんてことも実際可能です。

何て呼び出しをしているのかわからない場合も行ってしまいましょう。

まあ単独行動のほうが圧倒的に楽しいです。入口が怖いだけで、内容は怖くないです。一人になりましょう。

 

呼び出され指示された場所に集合すると白いマスクを配られます

これを受け取ったら私語とスマホ操作は厳禁です。

着用し、カーテンの向こう側へ行きましょう。

ここから観客は「アノニマス anonymous (見えざる者) です。

 

呼び出された人が全員マスクをつけたら注意事項の説明があります。

上海では中国語で説明があり、中国語がわからない人用に英語の掲示がありました。

 

なお、ここで説明されていない気がするのですが、上演中に観客による不適切行為等があり、俳優が退場すべきだと判断した場合、その客は俳優によりマスクを剥がされます。マスクを取られた観客はスタッフにより退場させられます。
これは故意によっぽどひどいことをしたときのみですが一応。

 

⑨さあいよいよ本編へ!

たいてい全員エレベーターに乗せられるのですが、混雑していると階段に解き放たれます。

あとの行動はあなたの自由。

何を見ても何を触っても構いません。

お部屋は100以上あります。隠しフロアもあります。

どんな物語を体験することになるか、それはあなた次第です。

物語の世界に実際に入り込む快感を全身で味わってみてください。

 

本ブログを立ち上げてからの体験記はこちら。

2020年2月ブロードウェイ旅行記*2日目
ブロードウェイ旅行2日目。この日はお買い物三昧からの大好きなあの場所へ!! 朝食ターイム!時差ぼけしつつ起きたら空腹。 おはようございますの時間です☀️完全に時差ぼけ中(・ω・`)体が起きてしま...

 

なお、物語は1時間がひとつのターンとなっており、同じ内容を3セット行います。

そのため、1時間毎に追う相手を変えることをお勧めします。

3回とも最後のシーンは、ほとんどのキャラクターは宴会場に集まるため、そのシーンが来たら次のターンの始まりの合図です。

3回目のみ、宴会場のシーンが少しだけ違い、物語が終わるという構造になっています。

ちなみに私はマイナーキャラを追うことに必死で、なんと1回目も2回目も宴会を見逃し、初めて宴会場にたどり着いたときに3回目だと気付いてびっくりした経験もあります…。

また、通称”連れ去り”という、俳優と個室で二人きりになることも起こります。上海でこれを経験し、中国語で話しかけられ続けたのは恐怖でした。コミュニケーションは不要なので何言ってるかわからなくても問題はないです。
突然男性俳優に壁ドンされてほっぺにちゅーされたことも。
連れ去られるコツは、マイナーそうなキャラクターを追うことです。

私はとある女性キャラと部屋で二人っきりになり、「この手紙を赤いベストのポーターに渡して」と言われたものの、ポーターに会えずに終わってしまったこともあります。笑

一緒に写っているネックレスはまた別の登場人物から貰いました。

このネックレス、運良くNYでも上海でもいただいたのですが、ほぼ同じ見た目で少しデザインが違います。

 

終了後の注意

終演後は最初のバーに誘導されます。

(ここでもひっそり連れ去りが起きます。)

たくさんの人が一度に出てきますので、連れがいる場合は予め集合場所を決めておきましょう。

終演後には、最初にチェックインをした受付でプログラムも販売しています。

キャストボードもこっそり掲示されています。日本人も出演していますね。

 

攻略サイトの存在

≪SLEEP NO MORE≫は何度行っても初めてのキャラクターやシーンに出会います。

それゆえハマりこむ人も多く、海外では攻略サイトも存在します。

例えばこれ。

Characters

ちなみにspotifyではサウンドトラックも配信されています。

 

体験後、あの人は誰だったのだろう、何が起きたのだろうという疑問が残ると思いますが、そのときはぜひ、攻略サイトを見てみてください。

きっとまたあのホテルに行きたくなりますよ。

 

ちょっとした苦言

ちょっとマイナスな発言しますので、読む必要はないです。

バスフィードにこんな記事がありました。URLにもご注目。

大人気のオフブロードウェイ作品出演者が語る。暗闇で起きている痴漢行為。
体験型演劇のイマーシブ・シアターで絶大な人気を誇る「スリープ・ノー・モア」の元出演者やスタッフが、一部の観客による痴漢行為を訴えている。

 

私はこういう経験はないですが、マナーについては不快な思いをしたことがあります。

セットを壊して一部を持ち帰ろうとしていたり、注意をしたスタッフに反抗したり、すれ違いざまに「わっ!!」っと大声を出して驚かしたり。

3つ目は実際に私がされたことです。

初めてのNY公演では全くそんなことはなく、上海公演で上記を見かけてびっくりしましたが、その後のNYでも気になることはありました。

まだまだ何度でも行きたい気持ちに変わりはありませんが、今後どうなってしまうのか気になるところではあります。

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