ブロードウェイの劇場の座席の作りは、日本の劇場とは全く違います。
初めてだと戸惑うと思いますので、席種や座席番号についてまとめてみました!
今後、写真での解説も増やしていく予定です。
※アイキャッチ画像はシンガポールの劇場です。ブロードウェイではないので悪しからず。
チケットの買い方についてはこちらの記事をどうぞ。

そもそもどんな席があるの?
ここが一番混乱します。日本の劇場とはだいぶ違う席割です。
ブロードウェイの42の劇場は2階もしくは3階建てで500席以上ありますが、日本の劇場と比べると小さく感じると思います。
以下、メジャーな席種を記載しました。
なお、これらは一般的な定義ですので、劇場によって異なる可能性もあります。
プレミアム席 Premium
1階席前方と2階席前方のいわゆる超良席。
現在も大人気の≪Hamilton≫では、このプレミアム席はなんと$700~1,000ほどのお値段がします…。
オーケストラ席 Orchestra
1階席。2階前方席が含まれることもあります。
感覚的には、日本のミュージカルのS席よりお高めのお値段です。
メザニン席 Mezzanine
2階席。
Front (前方) とRear (後方) で細分化されることもあります。
メザニンとは厳密には中二階という意味ですが、2階と思っておけば大丈夫です。
バルコニー席 Balcony
3階席。
傾斜がきつく、客席内の段差も大きいです。その分、前の人の頭はあまり気になりません。
舞台からはだいぶ遠く感じます。
座ったことがないので写真はありません。ごめんなさい…。
その他、立ち見席 (Standing) や見切れ席 (Partial View) が設定されている公演もあります。
これは《Chicago》の立ち見席からの写真です。
これどうやって興行を成立させているのか不思議なのですが、チケット代は公演毎に変わるので、一律で決まってはいません。
基本的には平日が安く、土日が高くなっています。
ちなみに上記の2018年9月に観た≪Chicago≫平日ソワレの立ち見席は、開演3分前に購入して$27でした。
座席番号の振られ方
これがだいぶわかりにくいです。
劇場内ではスタッフさんが誘導してくれますので、事前に把握しておく必要はありませんが、仕組みはご紹介します。
縦の列は日本と同じ理解で大丈夫です。
アルファベットのAが最前列、B、C、…と後方の列になります。たまーにXA列とかフェイントがありますが。
横が問題です。
日本の劇場の場合、劇場全体の下手 (左側) から上手 (右側) に向かって数字が大きくなっていきます。
ですが、ブロードウェイでは、ブロック毎に数字が振り分けられています。
ほとんどの劇場は横3ブロックから構成されており、
上手ブロック (一番右側のブロック) は偶数、
下手ブロック (一番左側のブロック) は奇数、
真ん中のブロックは100番台の数字です。
中央よりが小さい数字で、壁に近づくにつれ大きな数字になります。
こんな便利サイトがあります
文字にしてもわかりづらいですね…。
そんなときは、このサイトを利用してみましょう。
このサイト、なんとブロードウェイにある各劇場の座席表が見られるだけでなく、客席からの見え方が細かく載っているんです!
というのも、一般ユーザーが写真やコメントで座席評価をしているという仕組みなので、ざっくばらんな意見がたくさん集まるのです。
ここで実際の見え方を確認しつつ、今買おうとしている席がお値段相応かを確認してみましょう!