※ネタバレは避けるようにしています!※
韓国発ミュージカルの日本公演は観たことがありますが、韓国で観劇は初めて!
韓国のミュージカル業界はもはや日本を超えているので、そんな世界を体験できることに胸を躍らせました。
ハングルが全くわからない私でも問題ありませんでした!
なお、海外で舞台を観るときの心構えはこちらの記事をどうぞ。

概要
タイトル:『キム・ジョンウク探し』
日本語では、『あなたの初恋探します』。英語では、《Finding Mr.Destiny》。
キム・ジョンウクというのは、韓国のポピュラーネームだそうです。
韓国の方からすると、タイトルを聞いただけで「同姓同名がたくさんいる人を探す=難しいことをしようとする」
ということがピンとくるんでしょう。
英語だとより内容がわかりやすい気がします。
上演時間:約100分 (休憩なし)
劇場:Culture Space NU
ごめんなさい、ハングルが読めないので俳優さんのお名前はわかりませんでした…。
劇場の場所が分かりづらいので注意!
劇場名は、Culture Space NUです。
予約時の情報によると、地下鉄4号線の惠化 (ヘファ) 駅2番出口から徒歩7分とのこと。
Google Mapに劇場名を入れても出てこないので、2番出口すぐのチケットセンターでお聞きしました。
場所はわかりやすいのですが、気づかず通りすぎてしまいました。
繰り返しますがハングル読めないので、ポスター見ただけじゃわからない…。
チケット購入はKONESTで!
今回のチケットはKONEST経由で予約しました。

私が予約したタイミングでは、各公演先着4名限定で55%オフになっていました。
定価は全席指定で43,000ウォン。
観劇した2019年6月22日(土)のレートは1円=0.93ウォンでしたので、43,000ウォンは3989.63円。
つまりは2,000円せずに観劇できたのです!すごい!
ちなみにおまけも貰えると書いてあったのを失念しておりましたが、ビニール製の巾着袋をいただきました。旅行中は意外と役立ちそうなアイテム。
原作や派生作品
『あなたの初恋探します』といえば同名の映画が有名ですが、もともとはこのミュージカルが始まりです。2006年初演。
このミュージカルが映画化されたのが、2010年。なお、映画とミュージカルではキャラクター設定等に差異があります。
日本でも、2016年と2018年に『あなたの初恋探します』として、2017年に『Finding Mr.Destiny』として上演されています。
4ヶ国語の字幕サービスあり
本公演の字幕タブレット
本公演では、タブレット端末による英語、日本語、中国語、韓国語での字幕サービスがあります。
「韓国語上演なのに韓国語字幕?」と思われるかもしれませんが、これはおそらく聴覚障害の方向けです。
現に私のお隣のお席だった二人組も、おひとりがそういった方だった気がします。
たぶん韓国語を話し、タブレットは1台のみでOK、上演中もたまーに該当でない方が耳打ちで説明だったので。
さて、私はタブレットでの字幕初体験。
画面が明るくて周りに迷惑では…と懸念しておりましたが、それは無用な心配でした。
なお、公演中のタブレット端末利用の迷惑さは劇場でのマナーに関する記事で話題にしましたので、よろしければご一読ください。

今回の公演でのタブレット端末の明るさ対策は2つ。
まず1つ目は、タブレットで字幕を使う客は最後列 (厳密には最後列は空席。PA卓前だからお客さんを入れていないのかも) 。
これなら後ろの人が画面を気にすることはありませんね。
ただ、前方の席の人が字幕を欲した場合にどう対処するのかは疑問です。
2つ目は、字幕の表示方法。黒地に白字の文字。
地が黒いとあまり画面が明るくないので、そこまで目立たない印象でした。
前の座席にひっかけるタイプ。
後から気づきましたが、写真のタブレットに表示されている上演期間が間違ってますね。
現在は無期限ロングラン中のようです。劇場名も違うような?
なお、この字幕、どうやって翻訳したのかが気になるところです。
文章もほぼしっかりしていたので機械だけの翻訳ではなさそうです。
ですが、言葉が少し違っていたり、そもそも日本語にはない漢字が使われていたり。
ネイティブによるチェックがなされているわけではなさそうなので、日本語ができる韓国人の方が作成したのかもしれません。
また、端末によって表示スピードに差があったようです。
自動で表示されているのではなく、通信機能を使用して舞台の進行と時差をなくそうとしているのかもしれません。それが裏目に出ちゃったっぽいです。
おまけ:日本における字幕サービス
余談ですが、日本でも字幕サービスを導入している公演はあります。
海外の俳優が来日公演として、外国語で上演するときが一番多いですよね。
先日観劇した京劇も、舞台両脇に縦書きの字幕が表示されました。
メガネタイプの字幕を導入したのは、2.5次元ミュージカルが早かった気がします。
大手の興行では、劇団四季も同様の字幕グラスを貸出しています。

本題の感想
やっと内容のお話。薄い感想なのはごめんなさい。
お写真は本日のキャストです。どなたも存じ上げず、お名前も読めません。これもごめんなさい。
それにしても1日4回公演って、キャストチェンジどうなってるんでしょう。
メインテーマの曲がとってもわかりやすい印象。
韓国語ってどうしても喧嘩しているように聞こえてしまうのですが、歌にするととっても柔らかく聞こえるから不思議。
ストーリーは細かいところを突っ込み始めると止まりませんが、観客を惹きつける仕掛けは多数。
ヒロイン以外の男性俳優二人は、どちらも複数の役をこなします。
これが舞台でしか表現できない新たな解釈を生み出せます。ネタバレになるので控えますが…。
兵役や教会など、日本で生活しているとあまり馴染みがない文化や慣習も出てきます。が、そんなに難しい話ではないので、予習は不要でした。
日本公演情報
実は7/4(木)〜6(土)まで、来日公演が行われていました。

前述の通り、日本人キャストで上演されることも多い本作。ストーリーもわかりやすく賑やかなので、初心者にもおすすめです。
韓国旅行といえば食と美容が王道ですが、ミュージカルの世界に触れることもお勧めする国です!